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パチスロ6.5号機は6号機史上最も勝てる!?その特徴と規則を解説



現在パチンコ店にあるパチスロは全て6号機になりましたが、6号機がこの世に誕生したのは2018年2月のことですから、既に6年以上が経過しました。

6号機が登場したばかりの頃は、まだ5号機が設置されていたため全く盛り上がらずに不安視されていましたが、6.5号機の時代になってからはスマスロの影響もあって復活を遂げました。

6.5号機の存在がパチスロ復活のカギになったわけですが、具体的に6.5号機がどんな機種なのか、6.5号機以前の機種と何が違うのか、疑問に思っている方は多いことでしょう。

この記事では、パチスロの6.5号機について解説していきます。

6.5号機の性能はもちろん、6号機がどのように変化して6.5号機になったのか、歴史も辿っていきます。





目次
  • パチスロ6.5号機とは?
  • 有利区間内の獲得枚数が「差枚2,400枚」に緩和



    • 5.9号機に搭載された「有利区間」は6号機も引き継ぎ
    • 6.5号機で2,400枚の差枚に変更
  • 有利区間ゲーム数は「4,000ゲーム」に延長



    • 6号機初期の有利区間は「1,500ゲーム」からスタート
    • 有利区間ランプは6.4号機から引き継ぎ「任意」のまま
  • パチスロ6.5号機からコンプリート機能がはじめて搭載
  • パチスロ6.0号機からの緩和で築かれた「6.5号機の規則と出玉性能」



    • 6.0号機(2018年2月~2019年11月)
    • 6.1号機(2019年12月~2021年4月)
    • 6.2号機(2021年5月~2021年9月)
    • 6.3号機(2021年10月)
    • 6.4号機(2021年11月~2021年12月)
    • 6.5号機(2022年1月~)
  • まとめ:パチスロ6.5号機とは?


パチスロ6.5号機とは?






パチスロの話になると、「6号機」というワードと、「6.5号機」というワードが出てくるので、一体何が違うのか混乱してしまう方は多いのではないでしょうか。

「6号機」とは、最初に登場した6.0号機から、最新の6.5号機までの6号機全てを指しています。

同じ6号機であっても高頻度で小刻みに出玉ルールが変化するので、区別するために「6.●号機」と呼んでいるわけです。

「6.5号機」というのは、「6号機になって5回目に変更した出玉ルールで適合した機種」ということになります。

現在は6.5号機ですから、2018年に6号機が登場してから2024年に至るまで、1年に1回以上のペースでルールを変更しています。

現在のところ、ルールが変更になる度にルールが緩和されているので、6号機の中で最も出玉を出せるのは6.5号機です。


6.5号機の性能「3つのポイント」

  • 有利区間内の獲得枚数
  • 有利区間ゲーム数とランプ
  • コンプリート機能







有利区間内の獲得枚数が「差枚2,400枚」に緩和






ここでは、「有利区間内の獲得枚数」について解説していきます。

5.9号機に搭載された「有利区間」は6号機も引き継ぎ



有利区間というのは「出玉を増やすことができる区間」のことです。

ジャグラーや新ハナビなどのAタイプであれば、ボーナスやRTが有利区間となります。

ARTを搭載している機種であれば、ARTも有利区間です。

現在、主流であるAT機の場合、押し順さえわかれば常に出玉を増やすことができますので、通常時も有利区間に入ります。

AT機であれば「ATが終わった状態から始まり、通常時を経てATに突入し、連チャンが終了するまでの一連の流れ」が有利区間になっていると覚えておくと良いでしょう。

今までの6号機では有利区間内の出玉制限として、「出玉が増え始めてから2400枚に達したら有利区間終了」という、いわゆる「2,400枚規制ルール」が設けられていました。

このルールによって5号機の頃は可能だった「ボーナスとARTを絡めて一撃5,000枚出す」とか「ATだけで一撃8,000枚出す」といった一撃出玉ができなくなり、これこそが6号機を低迷させた最大の理由です。

6.5号機で2,400枚の差枚に変更



6.5号機になってからは「2,400枚規制ルール」の解釈が変更となり、「有利区間内で差枚数2,400枚に達したら有利区間終了」となりました。

差枚数とは「プラスとマイナスの合算」のことで、今回のケースだと「どれだけマイナスだったとしてもプラス2,400枚になるまでは出玉を増やしても良い」となったわけです。

たとえば、ATに突入するまでの間にハマってしまい、2,000枚のマイナスからATに突入したとします。

今までは単に2,400枚出たら終了だったため、仮に2,400枚獲得しても2,000枚のマイナスのせいで400枚のプラスで有利区間は終了しなければいけません。

しかし、6.5号機は2,000枚のマイナスを含めて2,400枚のプラスになるまで出玉を増やせるので、4,400枚まで出すことができるのです。

4,400枚出したとしても、2,000枚のマイナスと合わせると2,400枚になるので、2,400枚規制ルールに収まっているというわけですね。

今回の獲得枚数のルール変更は、今までの6号機の悪いイメージを払拭することに繋がり、2,400枚に囚われない出玉の波を作ることができるようになりました。

メダル機もスマスロも2400枚規制ルールは残っているものの、それを感じさせないのは差枚数に変更になったことが大きい影響を与えている、といっても過言ではありません。


有利区間ゲーム数は「4,000ゲーム」に延長






出玉増加が可能となる「有利区間」は、緩和するごとに延長されてきましたが、6.5号機ではさらに延長されました。

6号機初期の有利区間は「1,500ゲーム」からスタート



5.9号機では有利区間は1,500ゲームに設定されており、6号機も当初は有利区間は1,500ゲームに定められていたのです。

それから規則が改定される毎にゲーム数は伸びていき、6.5号機では有利区間は4,000ゲームとなりました。

有利区間で出せる出玉は「差枚数2,400枚」というルールがある以上、有利区間が長くなろうが関係ないと思う方もいるかもしれません。

しかし、通常状態も有利区間にカウントされてしまうAT機の場合は、有利区間のゲーム数が伸びることは大きなプラスになります。

たとえば、有利区間が1,500ゲームだった6号機初期の頃は、天井までのゲーム数が1,000ゲームだったとした場合、ATに使えるゲーム数は500ゲームとなります。

500ゲームで2,400枚出さないといけないわけですから、単純計算すると1ゲームあたりの純増は約5枚にしなければいけません。

実際には、前兆のゲーム数も考慮しなければいけないので、1ゲームあたりの純増はさらに高純増となってしまいます。

6号機初期の機種がやたら高純増だったのは、短い有利区間が影響していたわけです。

間口を狭くするほど通常時のゲーム数が増えていき、その分高純増になっていったため、初期の6号機はゲーム性が乏しくなり人気が低迷。

それを払拭しようとして天井までのゲーム数を浅くして、ATの純増を落とした機種が登場しましたが、天井まで達してしまうと低い純増では有利区間内に2,400枚出し切れない事案も発生してしまいました。

6.5号機になって有利区間が4,000ゲームまで伸びたことで、低純増でじっくりプレイできる機種が多数登場しました。

中には、純増が1枚しかないARTも登場し、6.5号機は多様なゲーム性を生み出したのです。

有利区間ランプは6.4号機から引き継ぎ「任意」のまま



筐体のどこかに有利区間中かどうかを知らせるランプの点灯義務がありましたが、6.4号機で任意に変更となり、6.5号機も継続して任意となりました。

俗に言う「有利区間ランプ」ですが、これまではリセットの有無がわかるため、プレイヤーの立ち回りに一役買っていました。

しかし、逆に言えば店側にとって不利だったため、6.5号機の機種を見る限り、有利区間ランプはほとんど搭載されていません。


パチスロ6.5号機からコンプリート機能がはじめて搭載






6.5号機から新しく搭載された機能の中で忘れてはいけないのが、「コンプリート機能」です。

コンプリート機能とは、1日で定められた払い出し上限に達すると打ち止めになる機能を指します。

払い出し上限は、1日で最もマイナスになったところからカウントして、「19,000枚獲得」に達した時です。

ご存じの方も多いかと思いますが、かつて5号機時代に高射幸性機種が撤去されていきましたが、その基準が20,000枚に設定されていました。

6号機では特に高射幸性の基準はないものの、再び同じことが起きてしまうとさらに厳しい規制になってしまうため、パチスロメーカー自らが19,000枚獲得で打ち止めにする機能を搭載することとなったようです。

なお、コンプリート機能はパチスロだけでなくパチンコにも搭載しており、パチンコの場合は10万発獲得がコンプリート機能発生のトリガーになっています。

いずれも等価交換で40万円となるため、パチンコとパチスロのコンプリート機能は中身は同じであることがわかります。


パチスロ6.0号機からの緩和で築かれた「6.5号機の規則と出玉性能」





ここでは6.0号機から始まった6号機が、6.5号機になるまでにどのような出玉性能やゲーム性の幅を広げたのか、6号機の歴史を辿りながら解説していきます。

6.5号機の特徴として捉えていた有利区間内の

  • 獲得枚数
  • 有利区間ゲーム数
  • ランプ
  • コンプリート機能


は歴史を見ていく上で重要要素になっていますので、注目してみてください。

6.0号機(2018年2月~2019年11月)



項目
詳細
有利区間内獲得枚数
2400枚(差枚NG)
有利区間ゲーム数(メダル機)
1500ゲーム
有利区間ゲーム数(スマスロ)
有利区間ランプ
義務
コンプリート機能
非搭載
ペナルティ機能
非搭載

最初に登場した6号機が「6.0号機」であり、規制を最も強く受けていた機種となります。

どれだけ連チャンしても2,400枚しか獲得できないばかりか、有利区間は1,500ゲームしかないのでATは高純増にせざるを得ず、不遇な機種ばかりが登場しました。

当時は、まだ5号機が店に残っていたのでプレイヤーの記憶にはあまり残っていませんが、この不遇な6.0号機はなんと1年半以上続いたのです。

もし、5号機が即刻撤去となっていたら、パチスロの人気は考えられないほど急降下していたことでしょう。

6.1号機(2019年12月~2021年4月)



項目
詳細
有利区間内獲得枚数
2,400枚(差枚NG)
有利区間ゲーム数(メダル機)
1,500ゲーム
有利区間ゲーム数(スマスロ)
有利区間ランプ
義務
コンプリート機能
非搭載
ペナルティ機能
非搭載 ⇒ 搭載

6.0号機の内容があまりにも厳しかったのは周知の通りですが、実は6号機になって制限を受けていたのは出玉性能だけではありませんでした。

4号機から人気だったカイジシリーズや、5号機を代表するバジリスクなどで採用されていた液晶リールは6.0号機から禁止になっていたのです。

他にも、擬似ボーナスなどで使われている擬似遊技も6.0号機では禁止されていました。

しかし、これらの演出は6.1号機で搭載可能となり、5号機の雰囲気が少し戻ってきました。

5号機のAT機では主流だった「押し順ペナルティ」も、6.0号機では禁止されていましたが6.1号機では解禁されました。

これにより、通常時のベースを落とすことが可能となり、ATの性能を高めることができるようになりました。

6.2号機(2021年5月~2021年9月)



項目
詳細
有利区間内獲得枚数
2,400枚(差枚NG)
有利区間ゲーム数(メダル機)
1,500ゲーム ⇒ 3,000ゲーム
有利区間ゲーム数(スマスロ)
有利区間ランプ
義務
コンプリート機能
非搭載
ペナルティ機能
搭載

6.2号機では、今までゲーム性の幅を抑えていた有利区間の緩和がおこなわれました。

これまでは1,500ゲームしかなかった有利区間が、3,000ゲームと2倍の長さに緩和されたのです。

緩和により、無理にATを高純増にする必要がなくなり、5号機で主流だった純増3枚の機種が多く登場しました。

また、天井からの初当りでも2,400枚獲得できるようになったため、深い天井を搭載できるようになりました。

5号機が次々に撤去されていく中、6号機もゲーム性に溢れた機種がリリースされるようになったのです。

6.3号機(2021年10月)



項目
詳細
有利区間内獲得枚数
2,400枚(差枚NG)
有利区間ゲーム数(メダル機)
3,000ゲーム
有利区間ゲーム数(スマスロ)
ゲーム数無制限
有利区間ランプ
義務
コンプリート機能
非搭載
ペナルティ機能
搭載

6.3号機の時代は1ヶ月しかありませんが、それもそのはず、6.3号機というのはゲーム性や出玉性能は緩和されていません。

では何が起きたのかというと、メダルレスの管理遊技機、いわゆる「スマスロ」のリリースが許されたのです。

コロナ禍前からずっと噂だけが独り歩きしていたスマスロが、遂に解禁となったわけです。

しかもスマスロだけに許された緩和として、有利区間の撤廃が認められました。

2,400枚規制はそのまま残っているものの、常に有利区間にすることも可能となり、さらなるゲーム性の向上に繋がったのです。

但し、スマスロが市場に投入されるのは1年後の2022年11月のことでした。

6.4号機(2021年11月~2021年12月)



項目
詳細
有利区間内獲得枚数
2,400枚(差枚NG)
有利区間ゲーム数(メダル機)
3,000ゲーム
有利区間ゲーム数(スマスロ)
ゲーム数無制限
有利区間ランプ
義務 ⇒ 任意
コンプリート機能
非搭載
ペナルティ機能
搭載

6.4号機の緩和は1点だけで、「有利区間ランプの搭載が必須ではなくなった」点が挙げられます。

これまでの6号機では、有利区間ランプの搭載は義務になっていました。

先述したように有利区間ランプは、お店にとってはマイナス要素だったため、6.4号機から積極的な有利区間ランプの採用はなくなりました。

6.5号機(2022年1月~)



項目
詳細
有利区間内獲得枚数
2,400枚(差枚NG) ⇒ (差枚OK)
有利区間ゲーム数(メダル機)
3,000ゲーム ⇒ 4,000ゲーム
有利区間ゲーム数(スマスロ)
ゲーム数無制限
有利区間ランプ
任意
コンプリート機能
非搭載 ⇒ 搭載
ペナルティ機能
搭載

6.5号機になると、メダル機の有利区間は4,000ゲームにさらに伸び、ゲーム性はさらに上昇しました。

そして先ほども解説したように、2,400枚規制が差枚へ変更になり、コンプリート機能が搭載されるようになりました。

これまで数々の規制緩和がおこなわれてきた6号機ですが、実は今の6.5号機になってから2年以上が経過しており、一連の緩和は一旦落ち着いた形となりました。

いつまで6.5号機が続くかはわかりませんが、6.5号機やスマスロの登場によりパチスロの活気は戻ってきていますので、おそらく今後新たな緩和はおこなわれないでしょう。


まとめ:パチスロ6.5号機とは?






ここまでパチスロの6.5号機について解説しまた。

6.5号機の性能と規則まとめ

  • 6.5号機は2,400枚規制が差枚になり、有利区間が4,000ゲームに延長されコンプリート機能搭載義務化。
  • 6.0号機からの歴史を見てみると、6.5号機が最も多く緩和されている。
  • これ以上の緩和はないと見られており、6.6号機が登場するとすれば規制された機種になる可能性が高い。


パチスロは6.5号機になってからというもの、今が一番面白く出玉性能にも期待できると評価されています。

現在のパチスロは、ギャンブル依存症にも密接に関わっているため、6.5号機時代が長く続くようにするには出玉性能だけでなく、ゲーム性で勝負できる機種も重要です。










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